【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第18章 Odontoglossum -特別な存在-
「私たちは何を見せられてるんだ…」
呆れるクラピカさんの横で、レオリオさんが私の方に身を乗り出す。
「そ、それよりシュピールツォイクって…。まさか…ッ、あのトイメーカー!!?」
「えぇ。まぁ」
「なっ、何だってェエエエエエ!!!!!!」
レオリオさんの大絶叫が響き渡り、思わず耳を塞ぐ。
すると、ゴンくんが首を傾げながらレオリオさんを見上げた。
「そんなにすごいの?」
「おまっ!知らねーのか!?シュピールツォイク社はなぁ!幼児向けのオモチャはもちろん、ボードゲームからテレビゲーム、アナログからデジタル、子供から大人まで楽しめる、ありとあらゆる娯楽を提供してくれる超巨大トイメーカーだ!モンクエとかポケスタとかゲノハザとか知ってんだろ!?」
「う〜ん??」
ゴンくんはピンと来ていないようで、天井を見上げながらゆっくり首を傾げる。
「そこのご令嬢って言やぁ、世界有数の超ド級のお嬢様だぜ」
「ふーん」
ゴンくんはいまいちわかってない様子だけど、レオリオさんは一人で盛り上がっている。
_