【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第18章 Odontoglossum -特別な存在-
「あ、そうだわイル、もちろん合格したのよね?」
「うん。聞くまでもないよ」
イルはそう言ってポケットから水色のカードを出して、私に「はい」と渡してくれる。
初めて見るライセンスに、私は思わず「わぁ!」と感嘆の声を漏らす。
これが噂のライセンスカード!
上側にXが2つ横に並んでいる水色のカード。
確かこのXが星を表してるのよね。
ハンターの等級を表すのに使われているマーク。
何の変哲もないカードだけど、見た目より遥かに価値のあるもの。
「あなたなら合格すると思ってたわ」
「当然だよ。オレの場合、落ちる方が難しいって」
さすがイル。
世界屈指の超難関試験…。
仕事のために必要だからって理由だけで簡単に取れるものじゃない。
それを難なく突破するなんて、本当にすごい。
私もここに来るまでにハンター試験のこといろいろ調べてみたけど…。
イルってやっぱり強いのね。
私もなんだか誇らしいわ!
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