【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第17章 Red Carnation -君に会いたくて-
会いたい、今すぐ…。
にこってオレに笑ってほしい。
ぎゅってしたい。
ちゅーしたい。
「…リリィ」
リリィリリィリリィリリィリリィリリィリリィリリィ。
かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい。
会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい。
好き好き好き好き好き好き大好き大好き大好き大好き大好き。
……おかしくなりそう。
いや、もうおかしいか。
それしか考えられないし。
こんな試験、早く終わらせてリリィに会いに行きたい。
一刻も早く、一分一秒でも早くーー…
「受験者全員殺せばこの試験も早く終わると思う?」
「どうかな?でも、その調子でさっきの奴もすぐ殺しちゃえば良かったのに♢」
後ろで倒木に腰掛けてるヒソカが倒れてる好血蝶塗れの男をつまらなそうに見ながら言う。
このかわいそうなおじさんのプレートは回収済み。
「う〜ん。ま、オレ仕事で必要だから来てるのもあるけど別の目的もあるから…」
「じゃあ、目立つのもダメでザコ狩りも考えものってワケか♣︎」
「そういうこと〜。殺したいのは山々だけど冷静になって考えなきゃ」
「オトナになったじゃない、イルミ♢」
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