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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第16章 Katakuri -寂しさに耐える-





ハンターっていう職業があることはもちろん知ってる。

みんなの憧れの仕事の一つだから。

でも、イルは仕事でライセンスが必要なだけだから、ハンターになりたくて受けてるわけじゃないけど…。

ほんのひと握りの人しか手に入れられないライセンスってものすごく価値あるものよね。

厳選された人しかもらえないとは思ってなかったし、試験では毎年帰ってこない人も大勢いるって話だった。

どんな試験か想像もつかない。

だからこそ余計に不安だったけど…いつもと変わらない彼の声を聞いてホッとした。


「いつ帰って来られそう?」

「うーん…。あと一週間で帰れたらいいなって感じ」

「そう…」


寂しい。

あなたと離れてかれこれ一週間経つのに、また同じくらいの期間待ちぼうけだなんて。


「待っててくれる?」

「えぇ。待ってるわ。あなたは約束守ってくれるもの」

「特にリリィとの約束はね」


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