【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第14章 Pink Tulip -愛の芽生え-
「この感情は…何?」
このカケラを一つにしたら何ていう感情になるのかーー…
オレは知ってる。
自信がない訳じゃない。
この気持ちを否定するオレを納得させる言葉が欲しい。
だから、答え合わせがしたい。
「それが『好きになる』ってことよ」
いつのまにか、女は微笑んでいた。
「好き…?」
女は男の方を見上げ、優しい目をして笑った。
男も女を見つめて女と同じ表情をしてる。
「彼女を理解したいのは、彼女を受け入れたいから。
彼女と抱き合いたいのは、彼女を感じていたいから。
彼女に笑ってほしいのは、彼女の幸せを願っているから。
彼女を守りたいのは…彼女を失いたくないから。
彼女のことが何より大切だから…」
そうか。
そういうことか…。
1つの感情の理由がまた別の感情だなんて。
でも、その全ての理由の根本はいつ生まれたかもわからない『好き』という想いに行き着く。
これが『好きになる』ってことか。
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