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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第14章 Pink Tulip -愛の芽生え-





「答え合わせがしたい」

「は?」


男は目を丸くしてオレを見る。


「オレは今まで人を好きになったことなんか一度もない。でも…」


オレは男の目を真っ直ぐ見つめた。


「そうじゃない自分を知りたい」


男も女も相変わらず怪訝な顔してる。

オレだって変なこと言ってるのはわかってるさ。


「答えてくれたらその大事な人とか好きになるっていうのがわかって、キミたちを殺さないでおけるかもしれないし」


2人は一度見つめ合う。


「答え合わせって…何?」


女はまだ怯えながら問うた。

男はそんな女をかばいながら眉をひそめている。


こいつらなら…オレの欲しい答えを持ってるはずだ。


「彼女のことが頭から離れない。考えると体が熱い。彼女が傷ついた時は心配した。次はこんなことがないように守りたいと思った。彼女のことをもっと知りたい。彼女の気持ちを理解したい。抱きしめたい。抱きしめてほしい。泣いてほしくない。オレに笑ってほしい。…会いたい」


全部、全部…オレの本当の気持ち。

今まで否定し続け、殺してきた感情のカケラ。


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