【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第14章 Pink Tulip -愛の芽生え-
「あぁ。そうだった。親父を…いや、親父が死んだ時、そう約束したな」
やっぱりこいつが犯人か〜。
ボイスレコーダー、ポケットに入れといて良かった。
依頼人にこれ渡したらボーナス!
もうちょっとおまけ付けてもらうためには…うーん、何聞こうかな?
あ!そうだ!
「親父って前のオーナーだよね?何で殺したの?」
男がビックリしたようにその顔が一瞬止まった。
「オレはお前とは違う…。人殺しなんかじゃない。殺すつもりはなかった」
あぁ〜。
犯人がよく言うやつね。
殺意の否認は自己防衛。
自分は愚かな人間ではない。
やってはいけないことをしてしまうような人間でない。
そう守ってるだけだ。
殺しが生業のオレに、そんなこと言ったって無意味なのにね。
「ただの事故で…。道端で彼女のことで喧嘩になった。取っ組み合いになって親父を突き飛ばしたらちょうどトラックが…。それでーー…」
轢かれてしまった、と。
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