• テキストサイズ

【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第14章 Pink Tulip -愛の芽生え-





「あぁ。そうだった。親父を…いや、親父が死んだ時、そう約束したな」


やっぱりこいつが犯人か〜。

ボイスレコーダー、ポケットに入れといて良かった。

依頼人にこれ渡したらボーナス!

もうちょっとおまけ付けてもらうためには…うーん、何聞こうかな?

あ!そうだ!


「親父って前のオーナーだよね?何で殺したの?」


男がビックリしたようにその顔が一瞬止まった。


「オレはお前とは違う…。人殺しなんかじゃない。殺すつもりはなかった」


あぁ〜。

犯人がよく言うやつね。


殺意の否認は自己防衛。

自分は愚かな人間ではない。

やってはいけないことをしてしまうような人間でない。

そう守ってるだけだ。

殺しが生業のオレに、そんなこと言ったって無意味なのにね。


「ただの事故で…。道端で彼女のことで喧嘩になった。取っ組み合いになって親父を突き飛ばしたらちょうどトラックが…。それでーー…」


轢かれてしまった、と。


_
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp