• テキストサイズ

【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第2章 Hardenbergia -奇跡的な再会-





私は彼を見上げる。


「私もよくわかりませんわ。でも、本当にそう思ったんです。…やっぱり変でしょうか?」


彼がじっと私を見つめてくる。

彼と視線を絡ませる。

すると、彼は急にまた私の前にしゃがむ。


「触っていい?」

「え…?」

「さっきキミを引っ張った時に触っちゃったけど、あれは不可抗力だったし…」


そんなこと…聞かれたことなかった。

もしかして、私がゲイルに理不尽に犯されていたことに気付いてーー…

私が男性に対して恐怖を抱いてること、見透かされてるのかも。

感情のない目をしてると思ったけれど、そんなことなかった。

そう思うと、彼のことが違って見える。

やっぱり、他の男の人とは違う…。


「いいですよ…」


彼は私のハンカチを抑える手にそっと自分の手を重ねた。


「痛い?」


彼の問いかけに、私は小さく首を横に振った。


_
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp