【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第8章 Water lily -信頼-
「そういう感情はあなたがあの時殺してくれたじゃない…!あなたが両親やゲイルを殺してくれた時に、憎悪とか殺意とか怨恨とか…負の感情は全部捨てた!」
あなたからもらったこの綺麗な心を、私はずっと持ち続けると決めたから…!
私は胸に手を当てて目を閉じる。
「ずっと苦しくて、恨んで、いつか彼らを不幸にして…それから死にたいって、そんなことばかり考えてた。そんな私の心を、あなたは真っ白にしてくれた。もうあんな醜い感情は持たない!私は…あなたのおかげで生まれ変われたの…!!」
私が本気でイルミ様に訴えかけると、彼は首をひねりながらどうしたものかと言わんばかりに口を開いた。
「オレが殺し屋だってこと忘れてない?オレにどうしてほしいの?」
「…あなたに、味方になってほしいんです」
これが私の依頼…というより、お願い。
あなたがそばにいてくれるのなら、こんなに心強いことはない。
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