第7章 新たな出会い
試合が再開し何度も翔陽は攻撃を仕掛けた。
蛍の高いブロックに捕まり中々決められずにいた。
そうすると、
月「あれやりなよ〜王様〜あの敵も味方も置き去りにするトスッ」
日「なんだよ!お前さっきから!王様王様って!」
月「え?なに?知らないの?王様の意味」
日「アイツだけすごいからそう呼ばれてるんじゃないのかよ」
月「そう思ってる人も多いみたいだけどね〜でもあの試合を見てハッキリしたよ。コート上の王様。自己中の王様。横暴が過ぎて、最後の試合下げられてたもんね〜そりゃトス上げた先に誰もいないのは怖いよね〜」
それを聞いた全員が驚く。
影「あぁ、そうだよ。トス上げた先に誰もいねえってのはこえーよ。」
いつもの飛雄とは違い弱々しくみえた。
貴『でもそれって、中学の話でしょ?』
夢杏の言葉にまた全員が驚く。
貴『今は違うじゃん?だって、最強の相棒がいる!ね!翔陽!』
翔陽に視線を向ける。
日「おう!!そうだな!今は俺がいる!どんなトスでも俺にとってはありがたーーいトスだ!俺はどこにだって飛ぶ!どんなボールだって打つ!だから俺にボール!持ってこい!!」
影「お、おう!」
月「勢いだけじゃどうにもならないデショ」
澤「はーーい!そこまで!試合続きすんべ!」
菅「まって、大地!影山!お前はセッターとして技術もセンスもすごいと思う。そんなお前に周りが見えない訳がない!だからお前なら日向をもっとこう、なんて、ゆーかうまく使えるんじゃないかなって思うよ」
影「う、ウスッ…!」