第12章 ゲームスタート
夢杏side
武田先生から呼ばれた先はコーチと先生の部屋だった。
貴『失礼します』
烏「おぉ〜悪いな呼び出して!先生もありがとな!」
武「いえいえ僕はなにも」
貴『なにかあったんですか??』
烏「いや、まあ、何があったとかじゃあないんだけどな…まあまず、これでも食いながら座って聞いてくれ」
そういってコーチから渡されたのは高級そうなチョコレートだった。
貴『え!いいんですか!こんな高級そうなのに!』
烏「おう!食え食え!貰い物なんだけどな笑笑!俺チョコレートあんま好きじゃねえんだ!先生もよかったら!」
武「ありがとうございます!烏養くん!」
貴『ありがとうございます!』
そう言ってチョコレートを口にした。
噛んだ瞬間に中のチョコレートがトロンっと出てきてそれはものすごく美味しかった。
貴『すっごいおいしいです!!』
烏「それはよかった!それでだ!話なんだが…」
貴『はい!』
烏「公式戦の時にマネとしてコートに入れるのは1人だけと言う決まりがあるんだ…だから…3年がいるうちは…その…」
貴『大丈夫ですよ!!清水先輩が居てくれるうちに私はコートの外からでもたくさん勉強します!!コートの中だろうと外だろうと気持ちは選手と一緒です!!だから、そんなに申し訳なさそうにしないでください!』
烏「こりゃ参った…笑笑」
貴『えっ?!』
烏「俺が心配しすぎてたみてえだ。ありがとな。お前が烏野のマネになってくれてよかったよ。こりゃ選手たちも奮い立つな!」
武「気持ちは一緒。本当ですね!神崎さん、これからも色んな場面で選手たちを支えてあげて下さい!」
貴『もちろんです!!』
烏「よし!話は以上だ!もう部屋に戻っていいぞ!せっかくの交流楽しんでこい!」
貴「はい!失礼します!」
私は話を終え、大部屋へ歩いた。
あれ、なんかポカポカしてきた気がする
ん…なんかうまく歩けない…
頭の中が少しクラクラしてきた…
あ、あれ、、研磨??
廊下の少し歩くと研磨が居た。
私の記憶があるのはココまでー
起きると朝になっていた。