第6章 おはようは笑顔で
『こんのすけーー!!!』
嬉しくて、信じられなくて、
とりあえず誰かに話を聞いてもらいたい。
「審神者さま、どうされましたか?」
どこからともなく現れたこんのすけが、
こてんと首を傾げる。
『これ見て!!』
持っていたお膳をこんのすけに見えるように、
床に置く。
『あのね、さっき刀剣男士が朝ごはんを届けにきてくれたの。』
「おお〜!!それはそれは!!」
『私、すごい嬉しくて。
でも朝ごはん、自分で作っちゃった…』
「それはそれは…でも良かったですねぇ。
審神者さまも、本格的に動いていかないといけませんね!」