• テキストサイズ

紅く染まるまで、待って【気象系BL】

第5章 最低で最悪なアイツ













「ねぇ相葉ちゃん、それホントなの?」


「ホントだって! 叔父さんに聞いたんだから間違いないよ!」


「…はぁ、」



智さん達が通う有名私立
そこの理事長がこの人…相葉さんの叔父に当たる人で



「でも、5教科で495点でしょ?
無理じゃん、そんなの!」



もし編入試験で495点以上を取れたら、入学金と授業料が免除になる、という話だった

実はその制度は入学試験や学年末試験にも採用されていて
一度でも該当した事のある生徒は創立から現在迄に二人しかいなかったらしい



「だいたいさ、そんな高得点、誰が取れるっていうの?」


「おーちゃん、知らないの?
一人目は櫻井翔。おーちゃんのコイビトだよ!」


「嘘! 知らなかったよ! 卒業生だっていうのは聞いてたけど、」



…翔さんが?
凄ぇ… 天才なのか?



「じゃあ二人目は?」


「それは…」



相葉さんがジッと俺の目を見るから
ドキッとする



「…俺。」


「「…は?」」


「だから、俺だよ、俺! 相葉雅紀!」


「相葉ちゃんてそんな頭良いの?
学年トップなのは知ってたけど…」


学年トップ⁉ コイツが…? 嘘だろ…
/ 128ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp