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紅く染まるまで、待って【気象系BL】

第3章 約束


『……はぁっ…、はぁっ……』



虚ろな目をして身体を起こし 俺のモノに手を伸ばすから
その手を掴んでそこに導いた



『あっ…』



心配しなくてもちゃんと反応してるよ
さっきからずっと、智にやられっぱなしだ



『嬉し…』


『…っ、』



智はなんの迷いもなくそれを口に含むと
不器用に舌を絡めた



『…っ、さと、し、』



時折当たる歯の刺激でさえ愛おしく思える
聞かなくなってわかるよ
初めて、なんだよな…?



『…深く、しなくていい、』



しっとりと濡れた金髪を優しく撫でた



『気持ちイイよ、凄く…』











『智、』



…そろそろヤバイな
そう思って温かい粘膜の中から自らを引き抜いた



『ぁ…』



バカだな、名残惜しそうな顔するなよ



『今日はここまでだ』


『…抱いて、くれないの…?』


『すまない』


『…やっぱり、翔くんは僕の事なんて…!』



『愛してるよ。だからこそだ』



なんの用意もなく行為をすれば
智の身体を傷付けてしまうかもしれない



『男同士のセックスに必要な物位、知ってるだろう?』

“慣れてるんだもんな”と付け足す
少しばかり意地悪だったか


『今はソレが無いから。
智を傷付けたくない。だから、』



何にも知らないだろうから教えてやるよ



『ソレが無くても気持ち良くなれる方法がある』

『なっ…!』



腕を引いて胸の中に智を閉じ込めると
重なり合った反り立つ二つのモノをいっぺんに握った
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