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紅く染まるまで、待って【気象系BL】

第3章 約束


智が必死で平静を装っているのがわかるから
俺も敢えて気付かないフリをした


首筋から鎖骨へとキスを落として行く

コイツは意外と頑固なんだ
そう簡単に本音を漏らしたりしないだろうけど
素直に曝け出してくれた方が色々と助かるんだけどな



バスタオルの上から強張った身体を手のひらで一撫ですると
腰に固く結ばれた結び目をスルリと解いた

ギュッと閉じられていた瞳が大きく見開く




『怖いか?』




野暮な問いかけか
怖くないはずないじゃないか

だってお前は、




『……そんな訳、ない、』




あくまでもそのスタンスなんだな
お前の覚悟はよく分かったよ



今にも暴発しそうな智の熱い塊
その先を指先で弾く



『………あっ……ぁ、ぁ、…やっ……!』



濡れたその場所を握り込んで大きくスライドさせると
腕で顔を隠しながら身体を捩って鳴いた


どうすれば気持ちいいのかくらい同じ男だからわかる

俺が智を気持ちよくしてやりたい
もっと欲しろよ
二度と引き返せなくなる程に



『…あぁっ…ダメ、…イッちゃ……!』



『イッていいよ』



『ぁ、ぁぁっ…翔っ……!』





身体を大きくしならせて
智の熱が俺の手のひらを濡らした
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