第3章 壊される日常
「ぁっ、ぁっ…」
イった後もガクガクと揺れる腰を止められず、まるでお漏らしでもするかのように愛液が噴き出した。
ソレは彼の頬にまで掛かってしまって…
「ふ……潮噴くくらい気持ち良かったか?」
「っ…」
「昨日まで処女だったとは思えないくらいの乱れっぷりだな」
そう笑いながら、頬を濡らした愛液を手の甲で拭う彼。
恥ずかしさのあまり、この場から消えてしまいたい気持ちでいっぱいになる。
そんな私を彼はぎゅっときつく抱き締めてきた。
「お前は本当に最高の女だ……絶対に誰にも渡さない」
「……、」
その言葉に、不覚にもきゅんと疼いてしまう胸。
彼の目的は飽くまでも私の体であって私じゃない……頭ではちゃんと解っているのに…
「もう我慢出来ねぇ…入れるぞ」
「んっ…」
抵抗しても無駄だと解っていた私は大人しく彼に身を委ねた。
この心も、もしかしたらすでに半分彼に囚われかけているのかもしれない…
「ぁっ…!」
昨日も感じた熱。
私の秘部はその感触をしっかり覚えていて、悦んでいるようにすら思える。
「ハッ…、昨日よりだいぶ解れてはいるが……流石にまだまだキツいな…」
「ん、ぁっ…」
火傷してしまいそうなくらい熱い彼のモノ。
ドクドクと脈打ちながら私の中へ入ってくる。
(…ぁっ…、やだ……中でびくびくって大きくなって…)
「エロい顔…」
「んっ…、」
そう笑みを零した後、彼は腰を進ませながら唇を重ねてきた。
入り込んできた舌が厭らしく口内を愛撫してくる。
私は堪らず彼の二の腕をぎゅっと掴んだ。
「…腕はこっちだろ」
「……、」
そう囁かれ、両腕を彼の背中へ回すよう促される。
広くて大きな背中…白衣越しではあったが、その体は私と同様すっかり熱くなっていた。
「ぁっ、ぁんっ…」
ゆっくりと律動を始める彼。
互いの鼻先が触れる程の距離で私の顔を見つめてくる。
「その顔…可愛過ぎて堪んねぇ」
「っ…」
「お前の心も体も匂いも全部……俺のっ…、俺だけのモンだ…ッ…」
「ぁっ…あぁんっ…!」
「もっと…、もっと乱れてみせろ…ッ…」
「ひぁっ…」
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