第3章 壊される日常
「どこもかしこも石鹸の匂いなんかさせやがって…」
咎めるようにそう言うと、彼はするりと下着を脱がせてきた。
当然抵抗しようとしたが、「これ以上汚して困るのはお前だろ?」と責任転嫁される。
いつ誰が来るかも分からないこんな場所で、一体何をしようと言うのだ…
「お前のココ…まだ充血してるな」
「ゃっ…」
「…けどエロい蜜がどんどん垂れてきてる」
「っ…」
卑猥な言葉でも私を責めてくる彼。
昨夜と同じようにぴちゃぴちゃとソコを舐められる。
思わず漏れそうになる声を抑えようと、慌てて口元に手をやった。
「安心しろ…この部屋には結界が張ってある。いくらお前が声を出そうと外には聞こえない」
「……、」
全く安心出来ない事を告げられる。
それはイコール、私が叫んでも誰も助けには来てくれないという事だ。
「ハァッ…、数時間前にお前の精気を喰らったばっかりだっていうのにまだ体が疼きやがる…。どれだけ俺を魅了すれば気が済むんだ…」
「ぁぁんっ…」
じゅるじゅると蜜を啜られ、その度私の感度もどんどん増していく。
一度"絶頂"を覚えてしまった体は、心とは正反対に「もっと」と強請るように悦んでしまって…
(…やだっ…、どうしてこんなに気持ちイイの…?)
つい昨日までこんな快楽など知らなかったのに、私の体はたったひと晩で変えられてしまったというのだろうか…
目の前の、この悪魔に…
「…昨日より良さそうだな」
「っ…」
心の中を見透かすようにそう言ってくる彼。
「もっと良くしてやる」と、今度は敏感な芽を舌先で突ついてくる。
「ひぁっ…」
今までとはまた違う強烈な刺激。
知識の浅い私でも、ソコが女性の感じる場所だという事くらいは知っていた。
「ココ…気持ちイイだろ?」
「ぁんっ…、だめぇ…!」
「お前の"ダメ"は"もっと"の意味だって昨日立証済みだからな」
「ひぅっ…」
びくびくと痙攣する太腿…こんな快楽とても耐えられない。
「…今楽にしてやる」
そう呟いた彼は、舐めていただけだったソコを口に含み熱い口内で愛撫してくる。
当然そんな刺激に私が耐えられるはずもなく…
「あぁんっ…!」
びくんと大きく背中を浮かせたと同時に、呆気なく達してしまった。
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