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*恋人はインキュバス*【R18】

第3章 壊される日常





その言葉にこくりと頷く。
どうして彼が大学にいるの…?


「お前は俺のモンだ…他の男にちょっかい出されねぇように見張っておこうと思ってな」

「っ…、だからってどうやって…」

「人間を騙すなんて俺にとっては造作もない事……まぁ下級の悪魔には真似出来ねぇ芸当だが」

「……、」

彼は今日付けでこの大学の保険医に就任したと言う。
どういう方法を使ったのかまでは教えてくれなかったが…大学側が何の疑問も持っていないあたり、それこそ悪魔の為せる業なのだろう。


「…で?具合いが悪いって?」

「っ…も、もう大丈夫です!私講義に戻ります!」

そう言って起き上がろうしたが、両腕をシーツに縫い付けられ上からのし掛かられてしまった。


「遠慮すんなよ…俺が介抱してやる」

「ゃっ…」

私の首筋に顔を埋めてくる彼。
匂いを嗅がれた後、ぺろりと舌を這わされる。


「…なんだ、朝からシャワーでも浴びたのか?」

「……、」

彼の指摘通り、今朝は念入りにシャワーを浴びた。
自分のアソコから得体の知れないものが流れ出てきたのだ…当然の事だろう。


「せっかく俺がたっぷり注いでやったのに…」

「っ…」

(やっぱりアレは彼の…)

耳元でクスリと笑う声がする。


「…自分で指でも突っ込んで掻き出したのか?」

「なっ…」

「…ちゃんと綺麗になってるか俺が確認してやるよ」

「…!」

穿いていたスカートを捲られ、厭らしい手付きで太腿を撫でられた。
そしてふと感じた、あの甘い香り…

(…だめ…っ…)

この香りを嗅いだら、私はまたおかしくなってしまう…


「や、やめて…っ…」

足元に移動した彼が私の靴を脱がせ、それを床に放る。
脛から膝…太腿につぅーっと舌を這わせた後、両脚を大きく開かせてきた。


「ぁっ…」

「…嫌がってる割にはもう濡れてんな」

下着の上から割れ目に指を這わされる。
たったそれだけの事でひくんと腰を浮かせてしまった。

(…違う…、私の体はこの香りのせいで…っ…)

決してこの行為に感じている訳じゃないと、自分自身に言い訳をする。
そんな私を一瞥し、掛けていた眼鏡を外した彼は私のアソコに顔を近付けてきた。



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