第12章 ボケとツッコミがなければギャグは成立しない!
『…二人って…
知り合いなのか…?』
ルナはキョトンとした顔で桂と銀時を見る
銀時「あー…
…腐れ縁ってやつさ」
『腐れ縁?』
銀時「なんつーか、切っても切れねー関係ってやつ」
『ふーん…』
ルナは店の中ではさすがに笠が邪魔で外そうとした
銀時「おいおい…!
人が多いんだから取るんじゃねーよ…」
『でもさすがに邪魔だし…』
桂「…どういう訳か分からんが…
人がいる所ではその笠を外せぬのか??」
銀時「まぁな…
…なんつーか…
…一言で言うと、こいつは"珍しい"んだよ」
銀時の言葉で桂は理解したようだ
桂「天人という訳か…
…ならば、これを被るといい!」
桂は自分が被っていた海賊帽子を外した
銀時「おいおいいーのか?」
桂「帽子が無いくらいでバレる訳なかろう
ホラ、遠慮せず使うがよい、お主」
『…ありがとう!vV』
ルナは嬉しくて笑ったら
桂から笠の下のルナの表情が見えたようで、桂は優しく微笑んだ
桂「礼儀正しいおなごだな
この子はどうしたのだ銀時?」