第1章 EP.1
体育祭前日の夜
相澤「お前は明日どうする?」
『出なくていいなら出ないけど』
相澤「それは無理だな、UAにいて体育祭に参加しないのは
怪しまれるだろうし、単位の1つでもあるからな」
『でも私が本気だしたら素性がバレる』
相澤「そうだ。だからどう隠し通すか聞いとくべきだと思ってな」
『早々に離脱しますよ、あんたもそれを望んでるんでしょ?』
相澤「.........」
(UAにきてまだ日は浅い、そんな簡単に更生出来るとは思っていないが....やっかいだな)
『心配しなくてもバレるような事はしないし、こんな怠い行事には興味ないから安心しなさいよ』
相澤はそう言いながら背を向け歩いていくさくらを
しばらく見つめてから深くため息をついた。
(....腑に落ちないな)