第2章 EP.2
保須の事件から数日後...
飯田、緑谷、轟は【ヒーロー殺し】との戦闘で負傷したので病院で療養していた
警察なども来て資格を持たない者が個性で人を傷付けた事は、立派な規則違反にあたるが、しかし飯田たちが飛び込んだおかげで、その日は一人の死者も出さずにヒーロー殺しを捉える事ができたと警察としては褒めることはできないが、署長個人の見解としては英断であったと称し、三人の将来も加味した上で、今回の件は不問にされる事となった。
『3人共、体調はどう?』
緑谷「あ、苗字さん」
飯田「苗字君、わざわざ見舞いに来てくれたのか」
轟「.....悪いな」
苗字『いいよ、気にしないで』
そう言い苗字は3人の病室に入りお見舞い品だと果物を差し出した
『でも3人が無事でよかったよ』
飯田「今回は苗字君にも迷惑をかけた.......本当に申し訳ない!」
『大丈夫だよ、気にしないで。................むしろ感謝してるくらいだし』
飯田「感謝?」
『何でもない』
緑谷「でも苗字さんも無事でよかった」
『ありがとう、私はプロのヒーローの人たちから指示もらって町の人救助してたから戦闘には加わってないんだ』
緑谷「そうなんだ」
『でも思ったより皆元気そうで安心した。』
しばらく緑谷達と会話した後用事があると言い苗字は病室を出ようとした
飯田「苗字君、本当に今回の事すまなかった」
飯田は先程まで楽しく会話していたのに再び反省と申し訳ない気持ちを込め苗字に頭を下げた
苗字『飯田君、本当に気にしなくていいよ。それに飯田君のおかげで私にもやる事が出来たから』
苗字は飯田にニコリと笑みを浮かべ病室を出て行った。