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黒子のバスケ*Short Stories3

第45章 6月3日*今吉*


部室でスマホを確認すると、案の定メッセージが入っていた。

「部活お疲れ様。学校出たら教えて(*^^*)」

諏佐に先に行くと断り、校門を出た時にメッセージに返信をした。

「終わったで。」

するとすぐに既読表示がされたけど、返事は来なかった。

寮へと辿り着く前の最後の角を曲がると、寮の門のすぐ側にやっぱりいた。

俯き気味にスマホを眺める彼女の頭をポンポンと撫でてやった。

「、女の子がこんな時間に外にいるの危ないやろ。」

「あ、翔ちゃんお帰りなさい。」

は元々幼馴染で、実家に住んでいた頃は母親同士が仲が良かったから一緒に過ごす時間が長かった。

元々転勤族の家庭だったとは、彼女が中学で東京に引っ越してからも何故か母親を通して繋がっていた。

スポーツ推薦で東京に行くことになったと告げたら、目を見開いて大喜びしていたが印象的で、そして「可愛い」と思ってしもた。

さすがに高校は違うが、子供の頃から毎年何らかの形でワシの誕生日を祝ってくれる。

寮の前では何だから、近くの公園に移動した。
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