第2章 興味から知る正体
私が今立っているのは帝丹小学校
ちょうど小学生が帰る時間
(今日は組織にいるとき用の変装だけど大丈夫かな?)
ベルモットと一緒で変装も出来るし、声も変えられる
私は組織にいる時も変装して声も変えているから私の素顔を知っているのはボスとベルモット
それに零くんだけ
すると、目的の子が出てきた
本人がいる前で聞けないので、バラバラになるのを待つ
(ん?あの茶髪の女の子どこかで見たことあるような…)
そう思ったが深く考えず後をつけた
それぞれがバラバラになる
元太、光彦、あゆみが三人になった所で仕掛ける
三人の前から歩いてきて、私はストラップをわざと落とす
すると案の定、三人が拾って追いかけてきた
あゆみ「お姉さん、これ落としたよ〜!」
振り返って子供たちを見る
『え?気づかなかった
とっても大切なものなの!拾ってくれてありがとう♪』
元太「お礼はうな重でいいぞ〜」
光彦「元太君、落し物を拾ったくらいでうな重頼まないで下さいよ!」
元太「なんだよ…冗談に決まってんだろ〜」
『ふふっ、その歳でうな重が好きなんだ
うな重いいわよ〜
とても大切なものだったから
でも、今日は予定があるからダメ
また、今度ね
誰か携帯もってる?連絡先教えるわ』
あゆみ「持ってる〜!あゆみと交換しよ!」
捨てケータイの番号を教える
『じゃあ、お友達も連れておいで♪』
あゆみ「わかった!またね、お姉さん!」
『うん、またね〜♪』
三人に手を振って、その場から離れる
(うまく、連れてきてね
何も知らない子供たち)
ニヤリと笑い組織へ戻った