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あなたを守るために

第2章 興味から知る正体



カフェにつき店員さんに聞いたり探したりしたが見つからない


小五郎「やっぱりありませんな〜」


頭をかきながら毛利小五郎は参ったと言わんばかりの表情を浮かべている


(無くて当たり前じゃない
あたしが隠したんだから
見つけるには必要最低限の推理力が必要なのよ)


私はヒントを教えた
自分が隠したとバレないように
そのヒントを推理すればストラップは見つかる


(さぁ…坊や君は見つけられる?)


私は坊やの後ろ姿を見つめる


コナン「僕、分かっちゃった〜!」

小五郎「何ーっ!?」


コナン君は、私の手を取りストラップのある場所へと連れていく
坊やは見事に見つけ出した
私はストラップを持って大げさに反応する


『コナン君、ありがとう!
大切なものだったの』


そう言ってコナン君に感謝する
すると坊やは、私にしか聞こえない声で聞いてきた


コナン「これ隠したのお姉さんだよね?」

『…え?どうして?』

コナン「普通トイレに行く時、一人で来てたら鞄は置いていかないよね
ましてや大切にしてるストラップが入ってる鞄なのに。
でも、お姉さんは席を離れるのに鞄を置いて行った
だから、お姉さんの言葉をヒントだと考えたんだ」


(ふーん…)


少し間を置き笑顔を作る


『ふふっ、やっぱり君はすごいな〜』

コナン「やっぱり?」


彼の言葉を無視して笑顔のまま聞く


『江戸川コナン君、君は一体何者だい?』

コナン「江戸川コナン、探偵さ」


(まぁ、そう簡単に教えてくれないか)


『つまんないな〜(ボソッ)』

コナン「え?」

『……解いた君には教えてあげる
私の名前はね、成瀬咲綾って言うのよ
玲子は偽名だから…』


私は間をあけて言う


『初めまして、よ
そして、よろしく』


私が楽しそうに笑うとコナン君は驚いたような顔をしていた
そんなコナン君から離れ毛利小五郎にもお礼を言う


『毛利さんもありがとうございました
一緒に探してくださって』

小五郎「いえいえ、私は何も」

『依頼料は後日払いに行きますね(ニコッ
では、また』


江戸川コナン、彼を後ろ目にみながら私は立ち去った


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