第1章 知られざる大罪
女の子と豚くんの後に続いて、街を少し外れた所に立っている、小さな酒屋に到着した。
「ここです」
イヴェレット
「可愛らしい店だねぇ」
女の子が扉を開け、豚くんと私も中に入る。
「お、帰ったか」
中には、カウンターを拭いてる一人の少年が居た。
「メリオダス様、お客様をお連れしました」
「オレらこいつに助けられたからよ、美味い酒飲ましてやってくれよな」
「そうなのか」
少年と私の目が合う。
何というか…すごく見覚えのある顔だった。
イヴェレット
「…メリオダス…?」
それは、かつての戦友の名前。
メリオダス
「お前…イヴェレットか?」
思いもよらない再会だった。