第2章 聖騎士の剣
ミード
「ねぇ…兄ちゃんは、ひょっとして本当に……」
メリオダス
「おう!ひょっとしなくても、俺はただの立派な酒場の店主(マスター)だ!」
ミード
「そうじゃなくて…」
メリオダス
「それよか、お前にゃやる事が残ってんだろ」
メリオダスがミードの背を押し、村人達の正面に立たせた。
「ミード…その………すまなかった」
すまなそうにしている村人達…ミードを真摯に見つめる者も居れば、俯いている者も居る。
「俺達を、許してはくれないか……………」
ミード
「フンッ…ゆ……許すとか許さねー…とか……別に、おれは一人だって………」
ポンと、メリオダスが再度ミードの背を押す。
メリオダス
「ホレ、行け!」
するとミードは…堰を切ったように泣き出して、村人達の元へと駆けて行った。
メリオダス
「どんな嘘ついたって、自分の心だけは騙せねえんだぜ」
イヴェレット
「………ックシュン!」
ホーク
「良いシーンが台無しだ‼︎」