第2章 聖騎士の剣
ギッ ビシッ ビシビシッ
縄が千切れ始めた音が聞こえる。
「んがああああっ!!!!」
イヴェレット
「!(ピクッ」
ホーク
「?どうした?」
イヴェレット
「血だ……」
ホーク
「え⁇」
血臭が、私の鼻をついた。
「どおおおおおおお〜〜〜っ‼︎」
「引っこ…抜けろおおぉっ!!!」
「コンチクショーーーーーッ!!!」
男衆は力を振り絞るあまり、掌の皮膚が裂け、鼻血が吹き出してしまっている。
ミード
「ぬけろ……」
ミードの鼻からも、血が吹き出た。
ミード
「ぬけろぉ〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!」