第3章 変革
シャワーヘッドをフックに掛けた電気は手にボディーソープを少量取り、私の背中に塗りつけた。
「ひあっ?!」
いきなりの冷たいヌルッとした感触に肩が跳ねる。その反応が面白かったのか、電気は喉を鳴らして笑った。
「まっ……そんなとこ…やぁ……」
「意外とあるなー」
背中にあった掌が私の胸をやわやわと揉む。擽ったい感触と時折掠める突起への刺激が身を捩らせた。
「もう硬くなってるぜ?」
後から甘く囁いて両方の突起を弄ばれる。人差し指と親指でクニクニと転がされたり、押し潰されたりする感覚がボディーソープのせいでより一層強くなった。
「やっ、ぁっ……!」
一通り弄られ洗い流された後、前に回ってきた電気が突起を口に含む。強く吸われ、舌で転がされ、いい様に形を変える私のモノは赤くなっていた。
「下は大洪水だぜ。これ、お湯だけじゃねぇよな?」
「んぁ……んんっ……」
突起をいじる手を下に移動させた電気は、私の陰部を上下に往復する。耳を塞ぎたくなる淫猥な水音をわざと響かせて、彼は愉快そうに口角を上げた。
ずぷっ……ぐちゅ……
「あぁっ、!」
予期せず入ってきた二本の指に仰け反る。椅子から転げ落ちそうになる私を片腕で支えて床に下ろした電気は、更にその指を奥へ進めた。
「あっ、やぁぁ」
「『イヤ』?んじゃこのヨダレ何?」
ぐちゅ……ぐち……
「んんっ!!」
言いながら音を立ててナカを掻き回す電気の指。彼は弱い所を掠めた時に漏れた一際高い嬌声を見逃さず、一心にそこを責めてきた。ついでと言わんばかりに左手で肉芽も一緒に擦られる。
「あっ、ダメっ……やだっ……」
「早くイけよ」
「まっ……ああああっっ」
Gスポットを強く押された瞬間、全身を硬直させて達してしまった。無意識で電気の腕にしがみつき、爪先がピンと伸びる。何度この快感を与えられても慣れることはなく、寧ろ回を重ねる毎にその波の大きさは増していた。
「あーあ、こんなに腫れてどーすんの?これ」
「ぁんっ……」
電気の指が私の陰核を弾いた。絶頂を迎えたばかりなのに彼の愛撫は止まらず、今度は開脚した私の陰部にシャワーを当てている。微妙な水圧で肉豆を押し潰される刺激がもどかしい。