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明るみの花【文豪ストレイドッグス】

第3章 黒の時代(本章)


織田作は芥川君を抱えて戻ってきた。
治ちゃんと織田作が敵について話している間
私は芥川くんを病院に運んだ。
命に別状はないが
暫くは安静にということだった。

私はまた、治ちゃんのところに戻ったが
ミミックをがそれ以上攻撃を仕掛けてこなかったこともあり
帰宅を許された。














「ただいまーー」

いい匂いがする。
美味しそうな匂い。
葉月が何か作ってくれたのだろう。
そんな期待を胸に居間の扉を開けた。

食卓に並べてあったのは
どれも私が好きな料理ばかりだった。

「わぁぁぁああ!!美味しそう!!
これ全部葉月が作ったの!?」

私の興奮した表情に笑いながら
葉月は答えた。

「当たり前でしょ!他に誰が作るの?」

「流石私のお姉ちゃん!
立派な姉を持って妹は感激です!」

そう云うと、私は泣き真似をしながら部屋に戻り
素早く部屋着に着替え椅子に座った。
葉月も向かいの椅子に座った。

「「頂きます!」」

手を合わせて二人で食べ始めた。

これが二人で食べた最後の食事だった。
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