• テキストサイズ

明るみの花【文豪ストレイドッグス】

第3章 黒の時代(本章)


その後、五大幹部会が開かれた。
その結果、マフィアの全戦力を以って
ミミックを迎撃する事が決定された。

私も、前線への準備を行っていた。

「葉琉ちゃん。
君は行かないよ」

治ちゃんは私の行動に気が付き言った。

「全戦力も以って、でしょ?
私は結構な戦力だと思うんだけど」

自惚れではない。事実、そうなのだ。

「君の仕事は私の補佐だ。
私を守り抜くこと。
私が倒れたら、元も子もないないだろ?」

確かにその通りだ。

「大丈夫さ。芥川君をはじめ
武闘派の構成員が抗っている。
まぁ、難しいとは思うけどね」

「なら尚更、私や中也が行くべきじゃ」

「葉琉ちゃん。
此方は相手の長の能力さえわかっていないんだ。
下手に戦力は割けない。わかるね?」

私は黙ることしか出来なかった。

その時、治ちゃんの携帯が鳴った。

「私だよ。
………織田作が?了解」

そう云うと電話を切って私に笑いかけた。

「朗報だ。織田作が目を覚ましたようだ」

「本当に!?」

私もパッと表情が明るくなった。

病院へ向かうという治ちゃんについて行く事にした。
/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp