• テキストサイズ

明るみの花【文豪ストレイドッグス】

第2章 黒の時代(序章)


17:10

約束の店の前で待っていると
中也が慌ててやってきた。

「悪ィ!遅くなった!」

「はい!今度奢りね!」

そう言うと、はいはいと中也は言った。
私は直ぐ本題に入った。

「ところで、プレゼントの目星は付いてるの?」

「いや全く。この手に関しちゃア俺はダメだ。
あのクソ太宰なら簡単にこなしてるンだろうけどな」

意外だった。
治ちゃんは彼方此方に女を作って遊び回っていた。
だから中也も女遊びの1つや2つはしているものだと
思っていたのだ。
そんな中也を可愛いなと思いつつ
葉月へのプレゼントを考えだ。

「……髪留め…とかは?」

「髪留め?彼奴任務のときは縛ってなかったか?」

「長いとただ一本で縛るだけでも邪魔な時あるよ。
特に、これから中也と組んで
前線に出ること多くなるんだから
バレッタみたいな髪を上げれるタイプが
いいと思うよ!」

私の回答に、なるほど…と考え込む中也。

「よし!それにしよう!
なんかお勧めの店とか知ってるか?」

そう聞かれ私はニヤリと笑い
お勧めの店に連れて行った。
/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp