• テキストサイズ

明るみの花【文豪ストレイドッグス】

第14章 【SS】慰安旅行


ーー女湯ーー


「あら、露天風呂も有る様ですわね」

ナオミが扉に付いている案内表示を指した。

「行く?鏡花ちゃん」

「うん」

四人は露天風呂へ移動した。





「わぁ、広い」

「なんだィ、貸切かい?」

露天風呂には人が居なかった。折角なので四人で露天風呂を満喫する事にした。
目の前には海とは反対側の山が見えており、眺めは最高だ。柵代わりに竹を結んだ物が隙間なく周りを囲っていた。
葉琉が「露天風呂最高ー」と両手を伸ばした時だ。何かを感じた。葉琉は柵の一点を睨み手をかざす。その瞬間、薄い氷の刃を飛ばし、隙間がある筈ない柵の間に吸い込まれた。

「如何したンだい?」

葉琉の突然の行動に構える与謝野と鏡花。葉琉はいつも通りの表情に戻ると「如何やら勘違いだった様です」と笑い返した。

「猿とかですかね?何か感じたのですが…」
/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp