• テキストサイズ

超大型な彼の元へ 【進撃の巨人】

第3章 訓練兵初日・朝







カンカンカンカン!




私の言葉は甲高い金属音によって遮られてしまった。


「まずい、朝食を逃しちまう。行くぞベルトルト。」

「う、うん。
大丈夫かい?ほんとにごめんね…」


そう言い残して2人は食堂へ向かって行ってしまった。




「痛い所はない!?」

クリスタが冷や汗をかき、心配した様子で声を掛けてくれる。


『うん、ありがとう…全然大丈夫だよっ、と。』


立ち上がり打った箇所を触る。痛みはだいぶ引いたしもう平気そうだ。けれど…ベルトルトさんに謝ることが出来なかった…







食堂につき、クリスタと共に食事を受け取る。
…当然お肉はなかった。


「2人とも遅かったですねー、こっちで先に食べてますよー!」

サシャが奥の方のテーブルから手を振っている。


「サシャ、もう食べ初めてー…ふふ、私達も向こうに行って一緒に食べよう!」

『うん!
サシャァァア先に食べているとは一体どういう了見かねー!?』

そうして私達は奥のテーブルへ向かい歩き出した。




そこには他の104期生のメンバーも多く居た。わぁ、エレンとミカサ、アルミンも居る…!は、話してみたいな…

ベルトルトさんは…ライナーと違う所で食べてるのかぁ…


「おっ、芋女コンビじゃねーか!入団式のあれはマジでビビったぞー、馬鹿かよお前ら!」

「コニー!あなたに言われたくはありません!」

『私はもらったから食べてただけだし!元凶はサシャなんだからねー!』

「ひ、酷い裏切りですよユズ…!」

「どっちにしろ食う時点でおかしいんじゃねーか…」


そんなこんなでわいわいと話しながら食事は進んでいった。



/ 12ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp