第14章 月見草 ~人の心~
はキュラソーを見つめて震える唇で言葉をつむぐ。
「ねぇ…。どうしてあの場所からいなくなったの…。
組織を裏切るようなことを…。」
聞きたかった。
どうしても…過去の私と同じ。そう思っていたから
零と再開するまでの。何でもしていた頃の…
「私は何色でもなれるキュラソー。新しい色を教えてくれたあの子達をほっておけない。だだそれだけ」
「あっ。子供達がまだ中に…。え、じゃあ子供達のために貴女は…」
「シェリーに出会った。カーディナル貴女はどうしたいの?」
相手から強い眼差しを受けて素直な言葉が口からこぼれる
「この組織にいる目的はもう…なくなった。
今はライと目的は同じ。」
決意の眼差しにキュラソーがそっと微笑みの頬を触ろうとした時観覧車の方で爆発が起こり
2人とも見上げるがサウスホイールで状況が見えず
唖然としていると透かさずに花火が打ち上がった。
「なに…?」
花火でヘリの位置がわかった。