第14章 月見草 ~人の心~
「あぁ、わかった。君はそっちに向かってくれ。救出は我々が行う」
『了解』
赤井が反応したのち通話は切れジェイムズは車にいる3人に目を向けた。
「協力者のおかげもあって2人は窮地を脱したそうだ。」
コナンの顔が明るくなると共にジョディは不審な表情を向け口にする。
「協力者。組織に?」
コナンは協力者がカーディナルだと間を置かず理解する。
「赤井君が組織にいた時の顔見知り…だそうだ。目的も同じだから大丈夫だろう。」
ジェイムズがキッパリと言い切る。
「カーディナル…」
「コナン君知っているんだね。」
「コナン君知ってるの?」
ジェイムズは驚く素振りを見せなかったがジョディは驚いた。
「うん。会ったからね!大丈夫だよ。味方ではないけれど」
足をふらふらと揺らしながらニコッと笑う。
「赤井君にはあちら側だとと聞いている。公安だと」
「……そういう事ね。」
ジョディ、キャメルは理解した。
その後少し会話をしコナンは車を出た。
ジェイムズが言った言葉にコナンははっとした。
キュラソー
5の色
スタウト
アクアビット
リースリング
各言葉が混じり合い1本の線へと繋がっていく
東都水族館…。
そして真実の場所へ。
皆同じ所へ必然的に集りはじめる。