第13章 月見草 ~思い~
「先ずは貴様だ。バーボン」
ジンの言葉と同時にカーディナルは銃を出そうとしたその時。
引き金をひこうとしたジンの真上あたり
何かが照明に直撃し落下する
ライトが消え一面真っ黒になりカーディナルはハッとしてとどまった。
「っ!」
そっと無意識に自分自身の右手を掴んでいた。
「なんだ?どうした。」
「ら、ライトが」
銃の向きを戻して「キール、バーボン動くな!」ジンが叫び
ベルモット2人の方向にスマホライトを向けた
「ん!ば、バーボンがいない
逃げたわ。」
「くそ」
落ちていた手錠をひろい舌打ちした。
突然その場にいる全員を夕日が照らした
ドアが開いたとわかるとジンが透かさずに低い声で命令する
「追え。」
「ウォッカ、貴方は右を!」
ウォッカが出ていくのについて走りカーディナルが外へでる。