第12章 月見草
翌朝カーディナルは着信で目覚め昨日来ていた東都水族館にまた足を運んだ。
「あー。もう…。面倒……」
パーク内の駐車場に車を止めて項垂れた。
あまり組織に関わりたくない時にジンからの指示だった。
よし!っと小さな声を出し車から降りパークに向かった。
エントランスへの道に見慣れた顔を見つけてカーディナルはハッとした。
コナン君…
哀ちゃん……?
あの人は…。
2人と話している傷だらけの銀髪の女性を気にしつつ通り過ぎた。
変装しているに誰も気づかない。
「コナンくーーーん!!」
コナンを呼ぶ子供達を見つけ表情を柔らかくしそのまま中に入っていく。
昨日は内部
今日は外部の調査。
言われていたことを淡々とこなしていく
タブレットで資料を見ながらメモしふと見上げると観覧車に乗ろうと並んでいる子供たちと博士がいた。
「あれ?」
子供たちと楽しく談笑する先程見た銀髪の女性に近づく見慣れた人影