第15章 月見草~決心~
電気が復旧し消防が来たのを確認し赤井は木陰に立っていた。
避難する人々と共に歩いてくる安室と目を合わせた後
そのまま反対方向へと歩いていく。
「。」
いつもの服装に着替えてがエンジンのかかっていない車に乗っていると赤井…沖矢昴が助手席に乗り込んできた。
「おかえ…り……。」
ハンドルに俯いてチラッと赤井を見る
少し困ったような顔をして赤井はの頭を撫でた
「残念だったがよくやったな…」
その言葉を聞いてはこくっと頷いた。
先程電話しながらから状態を聞いていた赤井は何とも言えない感情を持っていて言葉が出ない。
「キュラソー…。最後…笑っていたの。後はお願いって」
あの後は風見さん達がいる所を遠くから見ていた。
コナン、哀があの遺体はキュラソーだとわかっている様子にそっと涙を流す