第6章 仲直り!
───それから。
紅覇とジュダルは、仲直りをして…
いつも通りの日常に戻った。
「ルナ~っ!」
『にゃっ!?』
「キスしよぉ~?」
『や、やだぁっ!!』
スキンシップがよりいっそう激しくなった紅覇と、
「ルナちゃ~ん、一緒にお散歩しましょう?」
『うんっ!!今日はどこ行くの?』
「どこに行こうかしらぁ」
毎日仲良く、散歩につき合ってくれる紅玉と、
「おいルナっ、今日こそ水遊びしよーぜっ!」
『っだ、だから…私は水が嫌いなのぉ~っ!!(泣)』
「はぁ?ふざけんなよっ!」
『やっ…紅覇ああぁっ!!!』
「ルナに何してんのー、ジュダルくん!」
相変わらず、いじわるで騒がしいジュダルと……
楽しく毎日を過ごして…。
私の中には、幸せな時間が募っていった。
でもある日。
「あいつには、ぜぇ~ったいに、会っちゃダメだからねぇ?」
紅覇の言う、"あいつ"に……
会ってしまった。
そこから……
最悪な出来事が、始まる。