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【マギ】僕の猫、撫でてみる?

第6章 仲直り!


 
 
『紅覇っ!』

「え、ルナ…っ!?」


ポフッ…と、また柔らかな音が響き…
さっきとは逆に、ルナは人間の姿に戻っていた。

その音と、紅覇を呼ぶルナの声が聞こえて、紅覇は反射的に顔をあげた。



『紅覇…紅覇っ』


ギュッと抱きつき、紅覇の頬にキスをした。


「ちょっ」
「っ、ルナちゃんっ!?」
「大胆だなオイ」


驚いて顔を赤くする紅覇と、
何故か紅覇の倍以上に顔が赤い紅玉と、
苦笑いをするジュダル。

ルナは、そんなことはお構いなしに、紅覇の胸に顔を埋めた。

『っ…ありがとう、紅覇…』

「ぇ」
『私、本当に嬉しいよ…』
「…」


無意識に、紅覇もルナを抱きしめ返した。


『すっごく嬉しいの。…だけど、もう…喧嘩はやめて?』
「…」
『紅覇とジュダルがね、喧嘩してると…なんか嫌なの。モヤモヤするの』
「ルナ…」
『だからもう…喧嘩しないで、紅覇』

少し涙目の私と、同様の紅覇。
しばらく見つめ合い……紅覇は口を開いた。








「…うん、…もう、喧嘩しないよ、ルナ…」

『~っ、うんっ!!』


優しく微笑まれて、ルナは嬉しくなって笑い返した。


 
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