第6章 仲直り!
「…んだよ」
「邪魔しないでよねぇ?紅玉」
「どうしてそこまで睨み合うのっ?ルナちゃんはもういいと言っているじゃないのよぉっ!!」
「「…だって(よぉ…)」」
「…~っ」
聞き分けのない2人に、呆れを通り越して怒りがこみ上げてきた紅玉の顔が、みるみる赤くなっていく。
両手拳を強く握り…
未だ睨み合っている2人を、ウルウルとした目で睨みつけた。
「もうやめてよぉっ!!!」
「「…っ!?」」
「敵でもないのに喧嘩するなんて、みっともないわぁっ?ルナちゃんの気持ちが分からないんですのっ!?」
大きな声で訴える紅玉に、紅覇とジュダルの目が見開かれ、目線が紅玉に移った。
「もうやめてくださいっ、お兄様、ジュダルちゃんっ!!」