• テキストサイズ

【マギ】僕の猫、撫でてみる?

第6章 仲直り!



 
 
スッと、紅覇の隣に横になると、
紅覇は布団をかけてくれた。


『……ねぇ、紅覇…』

「んー?」



私に腕枕をして、優しい瞳で
見つめてくれる紅覇…。

カッコいいなぁ…




『…紅覇は、さ…』
「うん」


『……私の──…この姿、嫌い…?』



恐る恐る、たぶん一番気になっていたことを聞いてみる。


すると紅覇は、一瞬だけ目を見開いて…
すぐに微笑んで、私の髪に指を絡ませてきた。

「ぜーんぜんっ!ルナのことなんて、嫌ったことないよぉ?」

『っ、ほんとっ?』
「うん。…猫だったときの、あのふわふわな白い毛と青い目も好きだし、…今みたいに人間でも、ルナはルナでしょ?白い髪に…青くて綺麗な目…。なーんにも変わってないじゃん?」

『…うん…』

「確かに、姿は人間になっちゃったけど…綺麗で可愛くて…元気なところは変わってない。」

『…』
「だからぁ…僕がおまえを嫌ってる、とか…そういうことは思わなくていいよぉ?ずーっと、ルナの全部が大好きだから」
『…~っ』



嬉しくて…
嬉しすぎて…



目が…視界がにじむ。


「泣かないでよぉ」
『っ、だ…って…嬉しいん、だもんっ…!』

髪から手を離して、代わりに涙を拭ってくれた。


紅覇……。

紅覇…。



「クスッ…そうやって、目に涙をためてるルナの目…。すっごく綺麗だよぉ」
『っ…?』
「キラキラ輝いてるしぃ…そうだ、例えればー、海かなぁ?」
『う、み…?』
「そう。青くて、キラキラして…うん、海だぁ」


眠くなってきたのか、ふにゃりとした笑顔の紅覇。

…可愛い…

 
/ 147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp