第6章 仲直り!
スッと、伏せていた目を開けて、ルナの顔を見てみると…
『──…っ』
「ぷっ」
顔があまりにも真っ赤で…
思わず吹き出した。
『ちょ、なんで笑うのーっ!?』
「だってー、おまえがあまりにも可愛いからぁ」
『っ…は、恥ずかしいからやめてよぉっ』
「っはは!やーだっ」
『にゃっ!!!???』
油断していたルナの腕をひっぱり、ベッドに押し倒した。
『こ、こーは…っ?』
ビックリしたのか、目を大きく見開いている。
「…ねぇ、ルナ」
『っ?』
「していい?…キス」
『〜っ』
ルナの首元に顔を埋め、囁くように言った。
ピクリと反応する。
恥ずかしいのか、ルナの体がだんだん熱くなっていく。
意識しちゃって…可愛いなぁルナ。
「…ねぇ、いい?」
『…~っ』
キュッと、紅覇は自分の指とルナの指を絡めた。
間近にある彼女の顔は、真っ白な髪とは正反対に…真っ赤だ。
何を言いたいのかはわからないが、ルナの口はパクパクと動いている。
「ルナ~」
いつまで経っても答えようとせず、紅覇は急かすように
ルナの鼻に自分の鼻をくっつけた。