• テキストサイズ

【マギ】僕の猫、撫でてみる?

第5章 彼女のため


 
 
『…私、大丈夫だよ…?』


まだ乾ききっていない白い髪が、顔に張り付いて邪魔くさい。

でも、それをいじらずに…
ルナは両手を使って、紅覇に触れる。

『ほら、見て?怪我したところも、お薬塗ってもらったし…お風呂にも入ってきたんだよ』
「…」
『全然、痛く…ない、よ……っ?』


紅覇の頭を撫でている手が、ふと止まる。

『…紅覇…?』


紅覇の顔が、ルナのお腹に埋められて…
紅覇の両腕が、ルナの腰に回されていた。

『どうしたの…?』

遠慮がちに、聞いてみる。



すると…













「…………っ…め、ん…」

『ぇ』



シン…と静まり返る部屋に、小さく響いた。

 
/ 147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp