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【マギ】僕の猫、撫でてみる?

第3章 僕と一緒に


 
 

夕食の時間になり、僕はルナと広間へ向かう。

扉を開けると、すでに紅炎や紅明たちが来ていた。


「あら?紅覇お兄様、そのネコ…」
「連れてこないほうが良かったぁ?」
「…構わん。」
「よかった」

紅炎にそう言われ、いつも通り自分の席につく紅覇。
足元には、ルナがいて…僕を見上げていた。


「なに?ルナ」
『にゃー』
「お腹が空いたのではありませんことぉ?」
「ふーん。」

お腹が空いたと言われても、ルナが好きな食べ物など知らない。
ルナが──というより、猫が好きな食べ物なんて、今まで一度も考えたことがなかった。

知ろうともしなかった。


「猫は、魚が好きなのでは?」

明兄がそう言って、僕はルナを見下ろした。

「ルナ…おまえ、そういうのが好きなのー?」
『にゃーっ』


猫は、魚が好きらしい。
 
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