第6章 星降る夜に愛を誓う/後編
「キス、してもいい?」
俺が聞くと
莉菜さんは淡く微笑みながら頷いてくれた。
(ちゅっ)
まずは頬に軽くキスをする。
「っ!」
莉菜さんは恥ずかしがって下を向いてしまったけれど
(…ちゅ)
その顎をすくい上げ、今度は唇にキスをした。
「ん…」
角度を変えて、何度も唇を重ねる。
(最高の誕生日プレゼントだ)
本当にありがとう…ーー
………
………
そう言えば莉菜さん、
実は俺の願いも ひとつだけなんだ。
『莉菜さんの笑顔を、一生側で守って行けます様に』
今日 君と見た流星が、きっと叶えてくれると信じてる…ーーー
ー おしまい・あとがきへ続く ー