第9章 真夏の個人授業〜教え子の甘い誘惑〜/R18
(ガタガタガタ… ガコッ)
城を出て雨の中を走り、自分の隠れ家へと戻って来た。
いつも幸村と潜伏している庵とはまた別の、自分だけの隠れ家だ。
木でできた扉を閉め、鍵をかけて……
中へ入ると、ずぶ濡れの身体を拭くより前に、部屋の奥にある壁に もたれかかるようにして座った。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
興奮のせいか、呼吸の乱れが収まらない。
俺は髪から水滴が落ちるのも無視して、すぐに腰紐を緩め始めた。
濡れた結び目を苦労して解くと、ズボンを脱ぎ捨て褌(ふんどし)姿になる。
そして褌の中の…
さっきから直立不動になっている自分自身を取り出し、右手で掴んだ。
「っ……う」
目を閉じて、莉菜さんの声や香りや温もり、舌の感触を思い出しながらゆっくり手を上下に動かす。
ーーー『さすけくん…』
今日、あれからあの続きをしていたらどうなっていたのか。
脳内で莉菜さんを裸にして卑猥な妄想を繰り広げると さらにソレは硬さを増し、先からは粘着質な液体が溢れ出る。
「はぁ、はぁ、莉菜… さん」
(シュ シュ シュ シュ……)
すぐに射精感がこみ上げ、
手を動かすスピードを速めて行く。
「は… あぁ、………くっ!」
(ピュ、ピュッ!)
呆気なく絶頂を迎えた俺は、そのまま畳の上に白い液体を吐き出した。