第9章 真夏の個人授業〜教え子の甘い誘惑〜/R18
付き合って3ヶ月以上が経ち、
自分の彼女に対してエッチなことを考えてしまうのはごく自然なことかもしれない。
でもここ、安土城の一室で どうこうするのはさすがに無理だ。
莉菜さんに余計な気を遣わせながら行為に及ぶのは本意じゃないし、
前に春日山の食堂で信玄様が冗談交じりに言っていたこと(莉菜さんは、おそらくハジメテじゃないかっていう件)が万が一 本当だったら尚更だ。
いつかそのうち、全てにおいて絶好のタイミングが訪れるはずだから…
………と思い続けて 早3ヶ月。
実は 俺たちはまだ、キスしかしていない。
しかもフレンチキスだ。
深くすると(俺が)止まらなくなりそうで、ずっと自重していた。
そもそも遠距離恋愛で、頻繁に会えないからっていうのもあるけれど…
でも これは逆に、遅過ぎるのだろうか?
まさか逆に、ヘタレだと思われてたりするのだろうか?
ちょっと分からなくなって来たな………
冷静になるつもりが、余計に頭が沸いてきた。
どうすればいいんだ…ーーー