第9章 真夏の個人授業〜教え子の甘い誘惑〜/R18
「…はぁ」
窮屈で仕方ないアレをどうにかしようと、座ったままモゾモゾと動く。
「先生?どうしたの……?」
俺の異変に気付いたのか、莉菜さんが上目遣いで俺を伺う。
さっきから再三にわたり『先生』と呼ばれ、
その都度 自分は今 莉菜さんの先生役なんだと気づかされるけれど。
先生であるはずの自分の上半身は裸で、あろうことか生徒に欲情して下半身を膨張させているなんて。
どれだけ破廉恥な教師なんだ。
こういうのは いかがわしいDVDの中だけの話だと思ってた…
「大丈夫、気にしないで。莉菜さん、今この部屋に何か書物はある?」
「うん!この間 書庫でテキトーに借りたやつが1冊あるよ」
「それで十分だ。申し訳ないんだけど しばらく本読みしてもらっててもいいかな?わからない字は飛ばしていいから」
「うん… わかった、読んでるね」
表の顔とは裏腹に、頭の中は興奮で一杯一杯だ。
少し冷静になる時間が欲しくて、莉菜さんには本読みをお願いした。